工場作業基本

工場作業基本

それでは実務を行う前に、まず工場で作業を行うために知っておくことをここでまとめておきます。

一番大事なこと

当たり前ですが「安全第一」

ベタやなぁ~と思いますが、コレ以外にムズカシイです。

いろいろな「安全第一」のマーク

特に鉄工所では先の部分が特に危ないです。

指先、つま先、頭、体の出っ張った部分はすぐにケガをします。

工場内は安全靴なのでつま先は危険性が低いですが、指先なんかは気を抜くと簡単につぶれます。

しばらく使い物にならないという意味ではなく、物理的につぶれます。

指サックのイラスト(白)

工場内は「鉄をはさむ道具」「鉄を切る道具」でいっぱいです。鉄を加工する機械ですから、人間の体なんであっという間に切れます。

また意外と危ないのが、加工中の素材です。

削った後には「バリ」と呼ばれる金属のささくれがでているので、気軽に加工中の素材を持つと、手を切ります、

指の怪我のイラスト

鉄の削りカス「キリコ(切子)」もそこかしこに落ちているので要注意

と、切り傷ばかりに気を取られていると、今度はクレーンのフックに頭をドーン

ホイストクレーンの写真

金属の出っ張りも狭い空間にひしめいているので、色々なところを打撲します。

自分さえ動かなければ危険は無い・・・・こともないです。

清掃のために「エアーガン」で圧縮空気を吹き付けていると、跳ね返りのキリコが顔めがけて飛んできたり、

場所によっては加工中のキリコやら、グラインダーの火花やら・・・

ディスクグラインダーのイラスト

そうなんです。鉄工所はキケンがいっぱい。

鉄工所作業に慣れてくると、ジャングルで生きるサバイバーのように、鋭い危機管理能力が身に付きます(笑)

工場作業基本という題名をつけながら、ケガの話ばかりしてしまいました。でもそれくらい安全には気をつけましょう。自分の安全も大事ですが周りのみんなも狭い空間で作業しているので、気を配りながら、気持ちの良い環境を目指しましょう。

まだまだ書ききれない内容がいっぱいありますが、今回はここまで、またどんどん更新していきます。

それでは次の記事にいってみましょう