穴あけ加工は大きく分けて4種類あります。
ここではその4種類について具体的に用途と加工方法を説明します。
貫通穴
一番シンプルな穴あけです。
用途
部品を固定するためのボルトを通す
基本的な加工方法
1センタードリルをつく
2下穴をあける
3狙いの径の穴をあける
俺の加工ポイント
・「キリ穴」と名前がつくとドリルを使って穴をあける前提なので穴径はプラス交差で加工する
ザグリ穴
用途
貫通穴と同じ用途かつボルトの頭の部分が部品の表面から出っ張らないようにする
1センタードリルをつく
2下穴をあける
3狙いの径の穴をあける
4ザグリ部の加工を行う
俺の加工ポイント
・全加工後、平面度や直角度を修正するため製品表面をサラっと削りたい場合があるので、ザグリ深さは標準交差の中で深めに加工しておく
タップ穴
用途
ボルトのネジの部分と噛み合わせることで部品をがっちり固定する
1センタードリルをつく
2下穴をあける
3口元を面取りする
4タップ加工を行う
リーマ穴
用途
部品と部品を精密に位置決めする
1センタードリルをつく
2下穴をあける
3口元を面取りする
4リーマ加工を行う