鉄工所(金属加工業)は図面に描かれているカタチを求められた範囲内で作る、というのが基本となります。
例えば↑に描かれている内容で製品を作るとこんな部品が完成します。
家具屋さんに置き換えてざっくり説明すると
お客さんが「こんなイスがほしい」とイラストを見せくる。
→丸太からノコギリやノミで削って形を作る
→お客さんが満足すればOK
の「鉄」バージョンです(謎)
実際はこんなラフな流れで作って、自分では満足できていても、お客さんに気に入ってもらえないと買ってくれないので、イラスト(図面)にはここまでの範囲内(寸法交差)にしてほしいと数字で書かれていますので安心してください。
美的感覚は問われません(笑)
しかし、エキスパートの領域までくると、寸法交差は勿論満足した上で、美的感覚が問われます(笑)
こうしてiphoneの筐体(本体の外側の部分)なんかも製造されます。
余談はさておき、今お話ししたような丸太から作るイスのような加工方法が「除去加工」です。
大きい物からほしい形に削り出す工法
これを「削りだし」と呼びます。
かつおぶしちゃいまっせ
(けれど、かつおぶしも工法は削りだしです。(笑))
当社の場合、除去加工の工程は
「フライス加工」
「旋盤加工」
「NC旋盤加工」
「マシニングセンタ加工」となります
除去加工があるということは、「非除去加工」もあるのですか?
そうなんです、あるんです。
非除去加工のイメージは「プラモデル」でしょうか
当社の場合、それは溶接加工の工程になります。
続きはまた後日どんどん更新していきます。